【ペルー旅行記(5)】ペルーの紡ぎ人たち。
今回の出張の目的のひとつ、
現地の職人達の手仕事環境の把握・新しい手法の提案・アドバイスの為にまず出会ったのは、、
紡ぎ人。
標高4500mほどの土地で出会いました。
私がペルーに憧れていた理由のひとつがこの紡ぎ手さんたちです。
ペルーでは、街中でスピンドルで紡いでいる人たちがいるという話を聞いていて、そのように紡ぎが生活の一部になっている所に是非行ってみたいと思っていたんです。
実際はどうだったかと言うと、
もう、、想像以上。。!
こちらの紡ぎ手さん以外にも、山に住む多くの女性達が自分専用のスピンドルと素材をまきつける棒を持って、立って紡いだり座って紡いだり、時に歩きながら紡いでいる姿を見ることが出来ました。
女の子も!
移動しながら編み物や紡ぎをしている人たちにはびっくり。
移動時間も無駄にはしないという、手仕事がより生活に入りこんでいることが分かります。
文章では伝わりにくいですが、
私が見て来たカハマルカの紡ぎ手さんのことを少しまとめてみます。
【カハマルカでの紡ぎスタイル】
<使うもの>
・スピンドル(小さめ)
・ベルト
・長い棒
<使い方・紡ぎの流れ>
(1)長い棒に素材(スカード)を巻き付ける。
(2)素材がついた棒をベルトにさす。
(3)素材の束の下から繊維を引き出し、スピンドルにひっかける。
(4)スピンドルで紡ぐ。
(5)紡いだ糸を外す。
紡いだ糸を8の字に手に巻き付けて取り外していました。
そしてこれは、毛についた草などを取る"エスカルメナンド"という作業です。(英語だとスカーディングに近いのかな?)
【スピンドルの形状】
カハマルカのスピンドルはとても小さめ。
細糸用の高速回転スピンドルといったイメージでした。
ただ、一人一人スピンドルの形状が違くて、それぞれがオリジナルのものを持っているようです。
・ボトムウィールタイプ
(分かりにくくてすみません)
・トップウィール&ボトムウィールどちらも兼用タイプ
(というか、どちらでもない。。?これには感動しました。。!)
・ウィール部分がみかんの皮のものも。。笑
【紡ぎの動画】
このように、繊維を下から少しずつ引き出して紡いでいます。
もう、さすが手つきが慣れています。かっこいい。。
そしてなんと、、、私も実際に紡がせて頂きました!貴重すぎる!!涙
私が紡いでいる写真や動画はありませんが(笑)、
繊維を下から引き出す(手の動きとしては上から引っぱる)方法は全く慣れていないため、とても難しく感じました。
でも、棒を腰につけて紡ぎ、実際に体験できたこと・現地の紡ぎ手さんにレクチャーを受けたこと、とても良い経験になりました。
実はこの棒、日本に持って帰らせて頂きました。。笑
もーー大感謝。。涙
是非どこかの機会でお見せ出来たら嬉しいです*
スピンドルもその場で作ってもらいました。。笑
これにニンジンとかみかんの皮を刺して使ってねとのこと笑
レクチャーを受けた後は、
逆にこちらがレクチャーする側(?)に。
紡ぎ方を伝えたり、この紡ぎ方が可能かなど色々挑戦して頂きました。
短い時間で色々な紡ぎ方を行ってくれて、本当に感謝です。
私が今回出会った中で1番素晴らしい紡ぎ手だと感じたラステニアさん。
笑顔にとっても癒されました♪
★おまけ★
カハマルカの女性達の服装。
一体どうなっているんだろうと思いますが、
なんとこのスカート、三重なんです!
一番下と中間に、厚めのフェルトや、厚くて重めのニットのスカート。
その上に普通のスカートを履いています。
そしてポンチョ!!これがかっこいいんです。。。!!
実際に羽織らせて頂きましたが、かなりずっしり重めの作り。
(写真なくてすみません。。MAITEの写真を頂いた後にまた追加出来ればと*)
この地域は標高が高いため、かなり寒かったのですが、その寒さをしのぐための厚みと重さなのかなと感じました。
このポンチョが風呂敷のように変化もし、荷物を包んだり背負って運んだりするものにもなっていました。
(車での移動中に見えただけなので、もしかしたらもう少し軽いものを使っているのかもしれません)
帽子はこの地域独特の帽子とのこと。
これも欲しかったな〜〜。。
紡ぎがここまで生活の一部に、そして仕事になっていることを目の当たりにして、改めて紡ぎや手仕事に対して色々と考えるきっかけとなりました。
素晴らしい出会いに感謝。
このような土地に同行させて下さったMAITEのあやさん・ミルバ・ユアックに感謝。
カハマルカの皆さんに感謝。
そんな1日でした*
またさらに多くの職人さんたちに出会うのですが、
それはまた次回!!
本当に濃い旅だなあ〜。。
◎18日のワークショップでは、↑で出て来た棒も持って行く予定です♪少し体験も行いますので、よろしければご参加下さい♪
ワークショップ詳細はこちら*
▶ http://reikomono.blogspot.jp/2016/11/ws1112.html
【ペルー旅行記 過去記事】
・ペルー出張のこと
・日本からペルーへ。リマの街並。
・古い街並カハマルカ
・広い空とたくさんのアルパカ
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現地の職人達の手仕事環境の把握・新しい手法の提案・アドバイスの為にまず出会ったのは、、
紡ぎ人。
標高4500mほどの土地で出会いました。
私がペルーに憧れていた理由のひとつがこの紡ぎ手さんたちです。
ペルーでは、街中でスピンドルで紡いでいる人たちがいるという話を聞いていて、そのように紡ぎが生活の一部になっている所に是非行ってみたいと思っていたんです。
実際はどうだったかと言うと、
もう、、想像以上。。!
こちらの紡ぎ手さん以外にも、山に住む多くの女性達が自分専用のスピンドルと素材をまきつける棒を持って、立って紡いだり座って紡いだり、時に歩きながら紡いでいる姿を見ることが出来ました。
女の子も!
移動しながら編み物や紡ぎをしている人たちにはびっくり。
移動時間も無駄にはしないという、手仕事がより生活に入りこんでいることが分かります。
文章では伝わりにくいですが、
私が見て来たカハマルカの紡ぎ手さんのことを少しまとめてみます。
【カハマルカでの紡ぎスタイル】
<使うもの>
・スピンドル(小さめ)
・ベルト
・長い棒
<使い方・紡ぎの流れ>
(1)長い棒に素材(スカード)を巻き付ける。
(2)素材がついた棒をベルトにさす。
(3)素材の束の下から繊維を引き出し、スピンドルにひっかける。
(4)スピンドルで紡ぐ。
(5)紡いだ糸を外す。
紡いだ糸を8の字に手に巻き付けて取り外していました。
そしてこれは、毛についた草などを取る"エスカルメナンド"という作業です。(英語だとスカーディングに近いのかな?)
【スピンドルの形状】
カハマルカのスピンドルはとても小さめ。
細糸用の高速回転スピンドルといったイメージでした。
ただ、一人一人スピンドルの形状が違くて、それぞれがオリジナルのものを持っているようです。
・ボトムウィールタイプ
(分かりにくくてすみません)
・トップウィール&ボトムウィールどちらも兼用タイプ
(というか、どちらでもない。。?これには感動しました。。!)
・ウィール部分がみかんの皮のものも。。笑
【紡ぎの動画】
このように、繊維を下から少しずつ引き出して紡いでいます。
もう、さすが手つきが慣れています。かっこいい。。
そしてなんと、、、私も実際に紡がせて頂きました!貴重すぎる!!涙
私が紡いでいる写真や動画はありませんが(笑)、
繊維を下から引き出す(手の動きとしては上から引っぱる)方法は全く慣れていないため、とても難しく感じました。
でも、棒を腰につけて紡ぎ、実際に体験できたこと・現地の紡ぎ手さんにレクチャーを受けたこと、とても良い経験になりました。
実はこの棒、日本に持って帰らせて頂きました。。笑
もーー大感謝。。涙
是非どこかの機会でお見せ出来たら嬉しいです*
スピンドルもその場で作ってもらいました。。笑
これにニンジンとかみかんの皮を刺して使ってねとのこと笑
レクチャーを受けた後は、
逆にこちらがレクチャーする側(?)に。
紡ぎ方を伝えたり、この紡ぎ方が可能かなど色々挑戦して頂きました。
短い時間で色々な紡ぎ方を行ってくれて、本当に感謝です。
私が今回出会った中で1番素晴らしい紡ぎ手だと感じたラステニアさん。
笑顔にとっても癒されました♪
★おまけ★
カハマルカの女性達の服装。
一体どうなっているんだろうと思いますが、
なんとこのスカート、三重なんです!
一番下と中間に、厚めのフェルトや、厚くて重めのニットのスカート。
その上に普通のスカートを履いています。
そしてポンチョ!!これがかっこいいんです。。。!!
実際に羽織らせて頂きましたが、かなりずっしり重めの作り。
(写真なくてすみません。。MAITEの写真を頂いた後にまた追加出来ればと*)
この地域は標高が高いため、かなり寒かったのですが、その寒さをしのぐための厚みと重さなのかなと感じました。
このポンチョが風呂敷のように変化もし、荷物を包んだり背負って運んだりするものにもなっていました。
(車での移動中に見えただけなので、もしかしたらもう少し軽いものを使っているのかもしれません)
帽子はこの地域独特の帽子とのこと。
これも欲しかったな〜〜。。
紡ぎがここまで生活の一部に、そして仕事になっていることを目の当たりにして、改めて紡ぎや手仕事に対して色々と考えるきっかけとなりました。
素晴らしい出会いに感謝。
このような土地に同行させて下さったMAITEのあやさん・ミルバ・ユアックに感謝。
カハマルカの皆さんに感謝。
そんな1日でした*
またさらに多くの職人さんたちに出会うのですが、
それはまた次回!!
本当に濃い旅だなあ〜。。
◎18日のワークショップでは、↑で出て来た棒も持って行く予定です♪少し体験も行いますので、よろしければご参加下さい♪
ワークショップ詳細はこちら*
▶ http://reikomono.blogspot.jp/2016/11/ws1112.html
【ペルー旅行記 過去記事】
・ペルー出張のこと
・日本からペルーへ。リマの街並。
・古い街並カハマルカ
・広い空とたくさんのアルパカ
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