投稿

ラベル(海外)が付いた投稿を表示しています

台湾のハンドメイド事情

イメージ
日本と同じように、台湾でもハンドメイドが盛んです。 市集(シーチー)という、クラフトマーケットなども各地で開催していたり、工房などでのワークショップも開催されています。 特に人気なのが、羊毛フェルトの羊毛氈(ヤンマオジェン)。 今や台湾の代表的なクラフトになっているのでは。。? また、手芸店ではアクセサリー作り用のパーツも多く販売されています。 可愛らしいものが多い印象かな? 私が特に興味を持ったのが、"中國結(日本名:中国結び・アジアンノット)"! 日本ではあまり見かけない中國結のパーツや、お祝いごとに使いそうなこんなパーツたち。 なんと、とある手芸店では中國結のキット販売も! こういうのは、個人的にたまらない〜。。(>_<) もちろん購入! 中國結の紐も一般的に売られている状態。 本も売っていました* ただ、台湾で売られている手芸本の多くは、日本の本を翻訳したものが多いため、 台湾出版の手芸本を見つけることは少し難しいようです。 もっと色々と出版してほしいなあ〜。 そしてなんと、緒方さんの本「羊毛のしごと」の台湾版を図書館で発見! 嬉しくて、すぐさまご本人に連絡しました笑 台湾版も出版されていたそうです〜! ネットでも売られていたので、中国語の勉強用に一冊購入。 なんと、台湾で旅行者がオンラインショップで購入・受け取りできる方法があります。 とっても便利なので、また別記事でまとめます〜! 以前書いたように、台湾では手紡ぎはほとんど知られていないようで、情報や材料・道具がかなり少ないです。 台北にアシュフォード輸入代理店が1店あるようなので、次回台湾に行く際は足を運びたいと思います* また、台湾には原住民が多く住んでいて、その文化が残っています。 腰機や、私が今回とても興味を持った樹皮を生地にする技術「打樹成衣」など。 ※樹皮布と呼ばれていて、打樹成衣は正式名称ではないかもしれません(TAPAが英語名)。 この樹皮布づくりを、なんと台東で体験させてもらいました! また詳しくまとめます!! その他の台東の技術も見れました* そして、友人のおかげでこんな素晴らしい本も発見しました。 台湾の繊維技術〜〜!...

【ペルー旅行記(5)】ペルーの紡ぎ人たち。

イメージ
今回の出張の目的のひとつ、 現地の職人達の手仕事環境の把握・新しい手法の提案・アドバイスの為にまず出会ったのは、、 紡ぎ人。 標高4500mほどの土地で出会いました。 私がペルーに憧れていた理由のひとつがこの紡ぎ手さんたちです。 ペルーでは、街中でスピンドルで紡いでいる人たちがいるという話を聞いていて、そのように紡ぎが生活の一部になっている所に是非行ってみたいと思っていたんです。 実際はどうだったかと言うと、 もう、、想像以上。。! こちらの紡ぎ手さん以外にも、山に住む多くの女性達が自分専用のスピンドルと素材をまきつける棒を持って、立って紡いだり座って紡いだり、時に歩きながら紡いでいる姿を見ることが出来ました。 女の子も! 移動しながら編み物や紡ぎをしている人たちにはびっくり。 移動時間も無駄にはしないという、手仕事がより生活に入りこんでいることが分かります。 文章では伝わりにくいですが、 私が見て来たカハマルカの紡ぎ手さんのことを少しまとめてみます。 【カハマルカでの紡ぎスタイル】 <使うもの> ・スピンドル(小さめ) ・ベルト ・長い棒 <使い方・紡ぎの流れ> (1)長い棒に素材(スカード)を巻き付ける。 (2)素材がついた棒をベルトにさす。 (3)素材の束の下から繊維を引き出し、スピンドルにひっかける。 (4)スピンドルで紡ぐ。 (5)紡いだ糸を外す。 紡いだ糸を8の字に手に巻き付けて取り外していました。 そしてこれは、毛についた草などを取る"エスカルメナンド"という作業です。(英語だとスカーディングに近いのかな?) 【スピンドルの形状】 カハマルカのスピンドルはとても小さめ。 細糸用の高速回転スピンドルといったイメージでした。 ただ、一人一人スピンドルの形状が違くて、それぞれがオリジナルのものを持っているようです。 ・ボトムウィールタイプ (分かりにくくてすみません) ・トップウィール&ボトムウィールどちらも兼用タイプ (というか、どちらでもない。。?これには感動しました。。!) ・ウィール部分がみかんの皮のものも。。笑 【紡ぎの動画】 このように、繊維を下から...

【ペルー旅行記(4)】広い空とたくさんのアルパカ

イメージ
カハマルカは標高2750m。 この日はそこから4500mほどの場所へと向かいました。 2500mから高山病になる危険性があるとのことなので、この日の朝は特に気合いを入れました。(>_<) とはいえ、車の窓から見える景色にわくわくするばかり。 乾燥した土地なのかなと景色から見えて来るものも多いです。 途中で牛に横切られたり。 荷物を持った女性達や、 紡ぎ道具をもった女性も!!!(大興奮) 羊と散歩中(?)の女性。 高い場所にいくと、馬に乗って移動している人も多く見られました。 格好良いなあ。憧れます。 なんと!!羊の群れにも出会いましたー!! 子羊かわいい。。* 歩くのがゆっくりでマイペースなので、 車も後ろをゆっくりゆっくり進めて行きました笑 さて、3時間ほど車にゆられ、ガタガタ道を越えて着いた場所は、、、 アルパカ牧場。 ここでアルパカの毛刈りを見せて頂きました。 たくさんのアルパカ達。 といってもペルーの中ではまだ小さめの牧場です。 比較的新しい牧場なので、色々試行錯誤をしつつみんな頑張っています。 この小屋から、1頭ずつ出てもらい、 まずは妊娠しているかどうかを調べます。 これが調べるエコーの機械。 ここで体重を計ります。 こんな感じ。 エコー中 体重測定 ブラッシング そして毛刈り。 羊はまず座らせて毛刈りをするのですが、 アルパカは大きいので横に寝かせていました。 暴れてけがをする危険性があるので、しっかり抑えつけられていたのですが、羊のように落ち着くポーズとかってないのかな。。? (羊は毛刈りが上手い人だと良いポジションで座らせて、暴れずに毛刈りをすることができます。この辺り、羊の毛刈り名人などにアドバイスを頂きたいです!) 頭数が少ないので、ハサミを使ってちょきちょき。 どんどん刈られていきます。 刈りたての毛 やわらかくて滑らかであったかい。 (羊はべとつきますが、アルパカはさらさら) 毛刈り完了!フリースになってる〜〜! ふわふわ♡ 毛刈りが終わったアルパカさん。 お疲れさまでした* あり...