投稿

hao vol.31掲載のお知らせ

イメージ
※途中まで Instagram の投稿と同じ内容になっています 新進作家が自由に作品を発表できる作り手発信の誌上ギャラリー「ハオ」。 こちらの編集長が主宰している、作家を目指す人のための教室「sessa(セッサ)」の最終レッスンとなるクリエイター訪問にて、少し話をさせて頂きました。 このインタビューの内容が、ハオvol.31に掲載されています! 色々なお店に設置されているフリーペーパーなので、ぜひお手に取って見ていただけたら嬉しいです。 →設置店はこちら(東京・京都・神奈川・北海道) https://hao-since1999.com/ ※インタビューした場所である西荻窪の「 ぽれやぁれ 」さんにも設置中 === 10年以上前に渋谷手芸部で繋がったご縁なのですが、生徒さんの方向性に近かったことで、なんと第一期目のセッサで抜擢していただきました! 何よりも、これから作家を目指す方の後押しになると考えて選んで頂けたことが本当に嬉しかったです✨ 今回のことで、私も自分自身の今までの流れや大事にしている要の部分を振り返ることができたり、学ぶことの多かった素敵な機会になりました。 生徒さんである mino_knint さんの質問内容や飲み込みも素晴らしくって、そのおかげで色々と引き出してもらえたと思います。本当にありがとうございました。 ++ここからブログによる追加のお話++ インタビューの後にこちらの録音をいただくことが出来まして、この時の録音を聴き返してみました。 特に自分の中で印象的な内容がこちら📝    ・自分で初めから基準を作らない    ・まずは挑戦してみる    ・トライアンドエラーを繰り返して自分なりの基準を見つける 最近他のところでも「自分の作品や糸に自信がない、他の作家さんと比べて一歩踏み出せない」という方を多くみるようになりました。 また、ワークショップや商品金額をどのように設定しているかなどの相談を受けることもあります。 もちろん基準を知りたい気持ちや不安になる気持ちは私も持っているのですが、 自分が求めている形やそれに見合う価値・アピール方法などは人によって違うため、他の人の基準をあてはめない方が良いと私は思っています。 そして、まずは一歩踏み出さないと合う合わないもわからない。 それは作家活動だけではなくて他のことについても言えること。 なんだ

子どもたちが自由で楽しい~ 代官山TCのワークショップ

イメージ
開催から大分時間が経ってしまいましたが、 代官山ティーンズクリエイティブでのワークショップ、無事終了しました! こちらの代官山ティーンズクリエイティブという場所は、 その名の通りティーンズのための空間で、小学生から中高生、そして大学生までが過ごせるみんなの居場所とのこと。 火曜日以外の開館時間はふらっと来ることができて、図書コーナーなどの自習室で宿題をしたりPCを使ったり、楽器も用意された防音室などもあり、ダンスやバンド練習などもできるという夢のような空間。 自分が子どもの頃に、こういった場所を知っていたらな〜〜と羨ましくなるような魅力的な場所です。 === そして今回呼んで頂いたワークショップは、「ミート・ザ・クリエイターズ」という、子どもたちの選択肢が広がるように、様々な分野のクリエイターを呼んで体験してもらうという企画です。 大人になってすごく実感しているのですが、子どもの頃にもっと色々な分野を知っていたら、また違った道もあったのかなと考えることがあります。 もちろん、物作りだけを見てきたこの道も全く後悔がないのですが、それでも選択肢は幅広い方が良いと思うんです。 今回糸紡ぎやテキスタイルを知ってもらうことで、その分野に興味を持ってほしい!とは思わないのですが、それが選択肢の一つになったらいいなと思っています。 テキスタイルの道にいかなくても、糸がどう作られているのか・どんな道具をどんな形で使うのかを知っていることで、全く違った分野にも応用できる可能性もあります。 そんな種まきを手伝えるのならすごく幸せだなと思い、即決でこちらのお仕事を引き受けました。 === 今回そんな素敵な企画に参加させていただいたのですが、 前半ではなぜか糸でリンボーダンスが始まったり、チャルカの「かせとり」機能を使ってネックレスを作ったり。 とにかく子どもたちの自由度や成長度の高さに圧倒された半日で、どんどん新しい行動が生まれていく様に、私も関心&爆笑しっぱなしでした。 子どもたちが楽しそうにしていたのがすごく嬉しかった〜! 元々WSだけではなくて、「子どもたちがどんな方向に脱線しても一緒に楽しめるように」という目標を持って挑んだのですが、想像以上の自由度の高さだったなぁ。 ▼みんな道具に興味津々 ▼羊毛の使い方も色々 === そして後半はしっとり落ちついた内容に♪ 金沢動物園のWSか

「店主のお気に入り」糸のこと

イメージ
ここ数年はInstagramばかりでブログの更新は久しぶり。 2023年はもう少し更新したいなーと思いつつ2022年の年末をバタバタと過ごしています。 今月オンラインショップに新作をいくつかアップしたのですが、ありがたいことに新作は残り少しに。 ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございます! そして、そんな今回の新作のやり取りで とても嬉しいことがあったので、記事に残しておこうと思います。 ===== 今回初めて 「店主のお気に入り」 という糸をショップに上げました。 もちろんどれも自信をもって良いと思えるものだけお店に並べているのですが、 販売するかどうか迷った糸があり、でも気に入る人がいるかもしれないからと、 少し割高の期間限定販売として「店主のお気に入り」という形を導入しました。 ということでショップに並べてみたものの、 人によっては「これがお気に入り?」と思うような糸だったので、 まさか購入していただけるとは思っておらず。。 少し驚きました。 ▷  https://reikomono.thebase.in/items/70019908 かなりたくさんの色が混ざっているこの糸。 一応まとまり感が出るように、意識して色を選ぶようにはしたのですが、 自分でも思った以上に特別感のある魅力的な糸に仕上がりました。 ちょっと間違えば変な色合わせになってしまいそうだし、 この抜群のバランスが取れた色彩は意図的に出すのは難しい。 それに、所々にあっと驚くような色合わせが生まれていて、 自分にとっても「こんな色合わせがあるんだ」という発見の多い糸でした。 このバランスは二度と紡げない気がするという特別感と、 今後の参考になるという色サンプルやアイディアノートのような意味合いがあり、 「店主のお気に入り糸」となりました。 ===== そんな自分にとって特別な糸を買ってくださった方が、これまた素敵な方で。。 この糸をちゃんと扱えるのか悩んだ上で、それでも大切に使ってあげたいと決心して購入を決めたとのこと。 そんな想いを書いたメッセージを丁寧に送って頂きました。 この糸を本当の意味で気に入って大事に考えてくれる方にもらって頂けるなんて、 作り手として一番幸せなことだと思います。 こういうことってあるんだなぁ。 しかもオンラインで。 REIKOMONOの糸は、紡ぎ糸の中では少し高

2022AW MIFUNE ロングスヌードの話

イメージ
インスタでお知らせをしていましたが、2022AWのMIFUNEスヌードが販売されました。 ありがたいことに、いくつかはsoldoutに! 下記オンラインshopで販売中なので、ご興味ありましたらご覧ください♪ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー MIFUNE / KROFUNE オンラインshop https://mifune.stores.jp/ ※年末の最終発送は12月29日(水)オーダー分まで、 年始は1月6日(木)より順次スタート とのことです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー     今まではオーダー会でオーダーすれば確実に手元に届いたのですが、今回のスヌードは受注なしの限定生産! 限定ということで、いつもよりも異素材をふんだんに使った特徴のある糸に仕上げています。 コロナ禍ということで、初めて対面での打ち合わせなしの、感覚でのやり取り。 悩んだ時には電話でフォローしていただいて、素敵な糸に仕上げることができました。 言葉でイメージのすり合わせができるのは、長くやり取りしてきたからなのかなと、なんだか嬉しいです。 そして、今まではご提示頂いたイメージを元に打ち合わせで練って、その上で糸作りを行っていたのですが、 今回はなんと、REIKOMONOの過去糸の中からいくつかピックアップして頂き、そこからMIFUNEらしさに近づけてスヌード用の糸に落とし込むといった流れになりました。 MIFUNEの抜群のセンスによって、しっかりブランドに沿ったものに引き上げていただいたのですが、起点がREIKOMONOの糸というのが、本当に感慨深く嬉しかったです。 それぞれの糸について。   “Lucy”の糸は、ナチュラル素材の粗さの中に艶のある素材を追加することで、ラフで高級感のある糸になっています。所々リネンでくるくるとしたポイントを作っています。 ナチュラルって比較的マット(?)な質感になりやすい気がしますが、ナチュラルな艶感というのがMIFUNEらしいな〜と思います。   “STRAWBERRY FIELDS”の糸は、とにかく自分の色彩をそのままに紡ぎました。なかなかの派手色ですが、ただ派手じゃなくそこに上品さがプラスされるのがMIFUNE!という考えをベースにしつつ、ファーが生きるように、そしてバランス良いアクセントになるよう意識して紡いでいたよ

手芸店や100円SHOPの羊毛比較(水フェルト)

イメージ
先月リモートで水フェルトのワークショップを行ったのですが、 それをきっかけに調べてみたことを少しまとめてみました。 オンラインワークショップでは、 なるべくご自身で道具や素材を用意してもらうようにしています。 自分で好きなように選んで欲しいということや、 こちらで用意するとどうしても割高になってしまうこと、 そして自分で購入することで今後も続けてもらいやすいからという理由です。 基本的には羊毛専門の実店舗やオンラインショップ等をご紹介しますが、 実際に色味を見て選んだり気軽に手に入れやすいのは手芸店や100円SHOPだと思います。 どんな素材・道具を選んで頂いても対応できるようなワークショップを心がけていますが、 身近な場所で手に入る素材がどんなものか、しっかり理解しておかないと! と思い、手芸店と100円SHOPで買った羊毛を比較してみました。 結論としては、縮絨率はほぼ変わらないのですが、 仕上がりや扱いに少し違いがあるように感じました。  今回揃えた素材  手芸店 ・WOOL CANDY・フェルト羊毛(ハマナカ) ・ウールパレット(元廣) ・フェルトつくり(ユザワヤ) 100円SHOP ・羊毛フェルト(ダイソー)  試した方法  ・羊毛の触感・引っ張ったときの感覚など ・しっかりフェルト化させる ・同じような状況でフェルト化させる  触り心地や扱いやすさなど  ‖ WOOL CANDY・フェルト羊毛(ハマナカ) 触った感じは柔らかく滑らか。でもメリノほどの柔らかさはなく、丁度良いハリもあるといった触感でした。洗いや染色の状況も良いのか、ガサつきも少ない。 ロール状になっているのですが、綺麗に剥がすとスライバー状(細長い形)に。引っ張るとするりと抜けやすく、少量でも取りやすい。 端もハサミ等でカットされておらず、とにかく扱いやすく、フェルトなどに使う用に適した状態になっている印象でした。 ナイロン入りのウールキャンディーも同上。 ‖ ウールパレット(元廣) カットされたままの状態 カットされた部分を取り除いた状態 小分けで4色入っているので、色々な色を使いたい時に便利そうだなと思います。 素材感はハマナカよりは若干かさつきがあるけど、そこまで硬くはない触感。引っ張った感じは比較的抜けやすいため扱いやすい方だと思います。 ただ、端がハサミでカットされているため、小