2022AW MIFUNE ロングスヌードの話

インスタでお知らせをしていましたが、2022AWのMIFUNEスヌードが販売されました。
ありがたいことに、いくつかはsoldoutに!

下記オンラインshopで販売中なので、ご興味ありましたらご覧ください♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MIFUNE / KROFUNE オンラインshop

※年末の最終発送は12月29日(水)オーダー分まで、
年始は1月6日(木)より順次スタート とのことです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  


今まではオーダー会でオーダーすれば確実に手元に届いたのですが、今回のスヌードは受注なしの限定生産!
限定ということで、いつもよりも異素材をふんだんに使った特徴のある糸に仕上げています。

コロナ禍ということで、初めて対面での打ち合わせなしの、感覚でのやり取り。
悩んだ時には電話でフォローしていただいて、素敵な糸に仕上げることができました。
言葉でイメージのすり合わせができるのは、長くやり取りしてきたからなのかなと、なんだか嬉しいです。


そして、今まではご提示頂いたイメージを元に打ち合わせで練って、その上で糸作りを行っていたのですが、
今回はなんと、REIKOMONOの過去糸の中からいくつかピックアップして頂き、そこからMIFUNEらしさに近づけてスヌード用の糸に落とし込むといった流れになりました。

MIFUNEの抜群のセンスによって、しっかりブランドに沿ったものに引き上げていただいたのですが、起点がREIKOMONOの糸というのが、本当に感慨深く嬉しかったです。




それぞれの糸について。

 

“Lucy”の糸は、ナチュラル素材の粗さの中に艶のある素材を追加することで、ラフで高級感のある糸になっています。所々リネンでくるくるとしたポイントを作っています。
ナチュラルって比較的マット(?)な質感になりやすい気がしますが、ナチュラルな艶感というのがMIFUNEらしいな〜と思います。



 

“STRAWBERRY FIELDS”の糸は、とにかく自分の色彩をそのままに紡ぎました。なかなかの派手色ですが、ただ派手じゃなくそこに上品さがプラスされるのがMIFUNE!という考えをベースにしつつ、ファーが生きるように、そしてバランス良いアクセントになるよう意識して紡いでいたように思います。



 

“BLACK & COLOR”の糸は、インスタで見覚えある方もいるかも。
細い時の元のイメージを活かしつつ、更にサリーシルクがやりすぎないように、スヌードとして魅力があるように変化させる。というのが思った以上に難しかったです。自然をコントロールするのは本当に難しい。。でも、少しエスニックさが香る素敵な糸になりました。



 

“MOSS”の糸も少し見覚えがあるかも?
これは自分がここ数年で一番好きな糸で、そんな糸がMIFUNEと関われるなんて!!とすごく嬉しかったのを覚えています。感覚的に生み出した糸を、しっかり再現するというのも緊張感がありましたが、ただただコピペになるわけではなく、スヌードの糸として良い感じにできたなと思います。



 

そして、“WOOD STOCK”の糸!
単色のイエロー!これは黄色の方向性にとても苦戦しましたが、MIFUNEとイメージをすり合わせたことで、自分が思った以上に面白い・美しい糸になりました。単色でここまで深みを持たせて素敵に紡げるもんだなーと、新しい気づきがありましたし、今回一番好きな糸に仕上がったかも。


2013年からスタートした、MIFUNE / KROFUNEへの糸の提供。
カラフルなデザイン糸を量産したり、自分に無い色味に挑戦したり、いつも成長させていただきありがたいです。

これからも楽しいことができたらいいなー。



ーーーーーーーーーーーーーーーー
REIKOMONO
ーーーーーーーーーーーーーーーー

このブログの人気の投稿

手芸店や100円SHOPの羊毛比較(水フェルト)

【ペルー旅行記(5)】ペルーの紡ぎ人たち。

リトルジェム(紡ぎ車)のベルトが切れた時のメモ。